「ナンバー23」[2007年11月28日(水)]
どう考えてもこじつけが甚だしい「23」をめぐるおはなし。
足したり引いたり・・・って、ほとんど数字のパズルの世界。電車の切符に打ってある4桁の数字を四則演算で10にする遊びを思い出しました。そこまですれば他の数字でもつながるって。
それでも、この題材をどう消化(昇華ならなおよし)していくのかに興味があって観ていました。
本作の主人公は動物管理局に勤務する普通の男性・ウォルター。
ある日、彼は妻からある本を手渡されます。
待ち合わせの古本屋で彼女が偶然手に取った本は、まるで自分のことを綴っているかのような本でした。
本の中の主人公が「23」に翻弄されるのと波長を合わせるように、本作の主人公であるウォルターも「23」に秘められた何かに特別なものを感じるようになります。
作り手側もこじつけというのは十分承知なので、「23」にのめりこんでいくのはウォルター一人です(息子は好奇心から肯定的な関心を寄せますが)。
そのあたりのつじつまは整理されているのですが、整理の仕方が常識的なだけに、オチへの展開に意外性がなく面白みに欠けます。
加えて、ウォルターは運命じみた「23」の呪縛から脱出する選択をするのですが、そもそも「23」騒動のきっかけとなったのは、古本屋で妻がとった偶然の行動であり、結局「運命」と「選択」のどちらが優位にあるとしたいのか分かりません。
敢えてそういう作りにしているのかもしれませんが、すっきりしなかったですね。
J.キャリーの印象もあまり強く残りませんでした。シリアスものはダメというわけではないのですが、本作に起用する意味があったのか疑問です。
(55点)
Posted at 22:22 | 映画(2007) | この記事のURL | Clip!! | コメント(2) | トラックバック(11)

ぼくの55点は残念ながら赤点なんですよね。
J.キャリーは二枚目ですからね。もともと器用なタイプだし、これからまだまだ可能性を秘めた人だと思います。
(ぼくも「エターナルサンシャイン」は大好きです。)
ただ、migさんのとこで見た写真では、結構老けてましたね・・・。
Posted by:クラム at 2007年11月29日(木) 23:55