「リトルチルドレン」[2007年10月02日(火)]
人間の不完全さを群像劇で描いたのは、アカデミー賞作品賞を受賞した「クラッシュ」でした。
本作の登場人物は、それに輪をかけて相当崩れかけている人ばかりです。
ロニーは性犯罪の前科を持っており、出所したものの性癖は全然治っておらず。その男を執拗に糾弾するラリーは、誤って子どもを射殺し警察を辞めた過去がある。
ラリーの友人であるブラッドは、法科大学院を出ながらも司法試験に失敗し続け、妻の稼ぎで食べている専業主夫。ブラッドと同じ公園に来ていたサラは、子ども・夫・周囲との関係をうまく立ち回れず、やがてはブラッドと許されない仲に。サラの夫・リチャードは、妻子を持つ高給取りでありながらアダルトサイトにハマってしまう。
群像劇は好きだし、こうした人間の人間らしい部分をむき出しにする話も魅力があります。
ただ、終わりのまとめ方はちょっと納まりが良くないんじゃないかと思いました。
限りなく破綻の匂いがぷんぷんするところを強引にハッピーエンドに持っていってるのではないかと。
だって、ブラッド。ああして走っているところでスケボー兄ちゃんに話しかけられてああなる?
ラリー。あそこまで訳もなく憎んでいた男を素直に助けようとすることができる?
人間の愚かさは全力で立ち向かえば繕うことができるっていうのは、信じたい気がしますが。
ところでK.ウィンスレット、J.コネリーと随分差をつけられた扱いになっていますね。
(70点)
Posted at 01:49 | 映画(2007) | この記事のURL | Clip!! | コメント(4) | トラックバック(9)
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ブラッド・・・どうしようもなかったですね。
サラにしたって、絶対またどこかで人生につまずくはず。根本が治ってないもの。
そういう意味で、ハッピーエンドのようでいて、実は救いようのない登場人物たちでした
Posted by:クラム at 2007年11月21日(水) 21:58